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鍼灸治療の鍼について気になることに答えます

鍼の治療を受けたことがないという方とお話をすると、「コワイ」というイメージを持っている方が多いようです。今日は、鍼について、よく聞かれることについて書きます。

どんな鍼を使っているの?

鍼のサムネイル画像

施術に使われる鍼ですが、主に太さ0.12から0.22mmのものを使う事が多く、長さは3cm程度から6cm程度の鍼を使っています。

鍼の先端には特徴があって、松葉型・卵型・丸ノゲ型・麦央型といった種類があり、場合により使い分けがされます。顔面や指先などのデリケートな部位の場合と、あえて刺激を与えたい臀部の場合では、使用する先端が違ってきます。

先端の形によって、切皮(鍼をツボに到達させる際に、一番最初に皮膚を貫通させる手技)の時に、皮膚に痛覚ストレスをあたえないで体内に進入させるかどうかがかわってきます。 

鍼の先端はシリコンでコーティングされているものと、されていないものがあります。シリコンでコーティングされているものは、滑らかでツボにスムーズに到達します。一方、コーティングされていないものは、ツボへの到達の際にやや抵抗がありますが、身体の内部の情報や状況が鍼を通して施術者の手に伝わりやすいです。

どちらにもメリットとデメリットがありますので、患者さんのの体調や性質によって 、どの鍼を使用するかを選ぶのが技量を試されるところでもあります。

写真は西岡治療院で使われている鍼の一部です。使い捨ての鍼を使っているので衛生的です。

どうやってツボにピンポイントで入れるの?

鍼治療の様子

鍼で切皮するときに、鍼を安定させる筒があります。切皮するときにトントンと叩くので、 この後は「トントン」と省略して書きます。

この安定させるための筒は鍼管と呼ばれていて、それを使う「トントン」のことを管鍼法と呼びます。

昔の偉大な先生が考案したものなのですが、おかげで劇的にトントンが楽になりました!この先生は日本人で、江ノ島にお墓がある、杉山先生という方です。考案されたのはなんと1600年代のことです。

時が進み、現在は色々な形(五角形とか六角形など)で、持ちやすさや安定感が異なる筒が使われるようになっています。いまはお箸でも色々な形があって、持ちやすさが違い、好みが分かれますよね。

筒は、太さによってトントンの位置がずれます。スポーツ吹き矢のように、矢と筒のお互いの太さが絶妙です。

「吹くだけで、安定した状態で、まっすぐとぶ」といった感じで、トントンの筒も鍼にあわせたものが大切です。

「ツボに正確に標準が定められる」

鍼師は(この言い方はどうかと思いますが)スナイパーなのです!

的を外さないことに神経を研ぎ澄まします。

こうした道具があり、正確に鍼をトントンして、ツボに正確に鍼を入れることができます。

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